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卒乳

赤ちゃんとママにやさしい卒乳

卒乳は、自然に又は意図的に徐々に授乳回数や授乳量を減らして、少しずつ母乳から卒業する方法です。

赤ちゃんの様子を見ながら、無理をせずに進めることが出来るのが特徴です。

回数を減らしても授乳を続けることはできますが、ある程度まで減らすと母乳量が自然に減ったり、赤ちゃんが食事やミルクなどを選んで母乳を卒業する場合もあります。

 

今まで乳腺炎や、詰まり、白斑を繰り返している方は、それらが落ち着いている時期に断乳される方が、初めの強い張りで中の粒が抜ける場合があります。ただし、全体が同じ張りになるように調整しなくてはならないので、スタートから3日ほどは連続でケアを受ける事をお勧めします。

 

 


授乳回数の減らし方

保育園や復職などの予定がはっきりしている場合は、今の授乳や離乳食、お昼寝、お散歩などスケジュールを書き出してみます。

 

次に、保育園や復職してからの生活スケジュールを書き出してみましょう。

 

両方を比較して、どの部分の授乳を卒業して、どの部分を残すかを検討します。

 

どの授乳から卒業するか

卒業する授乳の場所を選んだら、次にどこから卒業するのかを決めましょう。

 

胸が変化になれるまで1週間程度かかりますので、1か所ずつ1~2週間かけて卒業していきます。

 

例えば、夜間授乳がつらいようなら、寝かしつけ方法を検討して夜間授乳回数を調整します。

 

 

 

 

授乳を減らして必要になること

離乳食が進んで、3回食になっていると、割合スムーズに移行できます。

尿量や尿が濃くなっていないか、便秘になっていないかに注意しながら、必要であれば水分やミルクを補充します。

 

月齢が小さい場合は、ミルクに切り替えていく必要があります。

ミルクがほとんど飲めない状態から、ある程度ミルクが飲めるまでは2週間くらいかかります。

少量の搾乳を哺乳瓶で飲む練習から少しずつ始めましょう。

 

母乳からミルクに変更すると、やや重いために飲む量が中々伸びなかったり、便が硬くなったりすることがありますが、全く何も変化ない場合もあります。

 

栄養方法を変化する場合は、2週間間隔位で赤ちゃんの体重を測定して、母子手帳の成長曲線に当てはめて体重増加を確認しましょう。

体重計に赤ちゃんと一緒に乗って、自分の体重を引く簡易的な体重測定で構いません。

卒乳に必要な母乳のセルフケア

授乳回数をスキップして問題となるのは、授乳予定時間の胸の張りと、関連したしこりや詰まり、張りの増強による乳腺の炎症です。

 

そのため、回数を減らす1か所ごとに3日間の張りのケアを行います。

また、

卒乳と授乳スキップMAP

卒乳時や、授乳回数が変化した時のセルフケア方法など。
断乳MAP
ポイントメインです。
流れに沿って、次回説明していきます。